ローマ滞在2日目はバスで観光地巡り。
最初は”怪物公園“に行く。
”怪物公園“の後は“天空のチヴェタ”へ行った。
青空が広がり最高の天気だった。
断崖絶壁に四方に囲まれた孤島のようなチヴェタは、遠方から橋1本がかかっている。
長年の雨風の侵食により少しずつ周りは削り取られ、住民も減り、ゆくゆくは死滅する街と言われているのが、雄大な景色ながら”哀愁”を感じさせるのかもしれない。
細い橋の先にそびえる神秘的な佇まいのこの街は、観るだけでも十分に魅力的だ。
歩いて街の中に入ると、イメージ通り、廃れゆく街が醸し出す雰囲気と、悠然と自然や歴史と対峙してきた時の重みが、この土地には存在する。
“いつまでもここにいたい”
そんな思いにさせられる。
ここにいると、過ぎ行く時間や明日のことは、何かどうでもよくなってくる。
“そういう腹の括った時間を過ごせ”と促されているような気持ちだ。
チヴィタを離れると、次は丘の町オルヴィエートへ行った。
オルヴィエートも断崖絶壁の上にある丘の上の街だ。
かつてのローマ教皇が建てた建築物が今も残り、細い道が伸びる街並みは歴史の重みを感じさせる素晴らしい土地だ。
旅の終盤の観光地巡りは、この日も充実した一日だった。
(終) 2020年3月1日
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