2020年を振り返る – 1-

サイクリング

今年もあと2日で終わる。
2020年はもともと東京オリンピック・イヤーのはずだった。
それが今年に入ってから、新型コロナウィルスが世界中に広がり、東京オリンピックは中止。
世界中、テレワークやソーシャル・ディスタンスの社会となり状況は一変してしまった。
2020年はコロナウィルスの年だったと言えよう。
自分にとっての一年を振り返ると、まずは長女が社会人になるということで、最後に家族でイタリア旅行に行ったのが始まりだ。コロナでイタリアも日本も一変するぎりぎりのタイミングで行けたのは奇跡だった。
それからクロスバイクとロードバイクを買い、週末は極力自転車に乗った。
新しい趣味は完全にロードバイクとなった。
平日は完全にテレワーク勤務になったので、平日の運動不足度は甚だしい。週に一度は部屋でスクワットなどもしてきた。
週末のロードバイクは峠が中心となっていった。昨年の怪我もあり、極力自動車が多い道を長時間走りたくない。
神奈川で長距離を信号で止まることなく快適に走れて車の量少ないの道路などそうそうない。
結局、峠になってしまうのだ。
いきおい峠登りに趣向が傾いていった。
自宅付近の1時間30分のコースが基本のトレーニングコースなのだが、そこそこ起伏があるので獲得標高500mほどになる。
この自宅付近で走るのをベースに、車にロードバイクを積んで神奈川県近郊で走りに行ける峠が中心になっていった。
また少しずつ脚力がつくにつれ、ロードバイクを始める際にいつか行ってみたい場所にも行くことができた。

今年一年を振り返り、自宅付近以外で、走った場所を振り返ってみる。

椿ライン


今年最も走ったのは、湯河原から箱根の大観山・頂上まで登る椿ライン。
距離も13km~15kmほどあり登りごたえがある。頂上までの景色は地味でひたすら木に囲まれた道を走るのだが、頂上に出ると、下には芦ノ湖が見え、天気が良ければ富士山が見える。
峠を登る足腰と経験をつけてくれた道。来年もまた通い続けるだろう。

ヤビツ峠


椿ラインと同様、トレーニングコース化した峠はヤビツ峠。
ヤビツ峠はヒルクライム好きのサイクリストの間では有名な峠だ。
ここは最低限体力をつけてから登ろうと思っていたところで、初めて登ったのは10月末だ。
自分程度の脚力では大したタイムは出ないが、椿ラインもヤビツ峠も“激坂”ではなくコンスタントな登りが続くので、良いトレーニング・コースと思い、何度も走っている。
どちらも一日2本走ることもあるが来年はほどほどにしようと思う。
ヤビツ峠は来年の春にはレストハウスがオープンする。
さらに人気化しそうだ。

富士スバルライン


HPでも書いた富士スバルライン。
念願と祈願の富士山五合目

いつか富士スバルラインを登ってみたいという思いもあったが、知人の祈願を兼ね、5合目の富士山小御嶽神社でお守りやお土産を買いに行くのが目的だった。車からロードバイクを下ろすときに軽いぎっくり腰になり、出発まもなく腰の痛みと闘いながらの長時間ライドとなった。
来年はまた再チャレンジしたい。できたら良い天気の日に。

ビーナスライン~八ヶ岳高原ライン


こちらもHPで書いたコース。
ビーナスライン~八ヶ岳高原ライン

ゆっくり1泊2日で両コースを堪能しようと思っていたが、天気の関係で日帰りで詰め込んだ旅。
ビーナスラインは今年見た中で最高の景色だった。
次回はビーナスラインだけでもっと長距離を走ってみたい。
八ヶ岳高原も同様で、もっと時間を取り清里など地元を堪能したい。
天気予報の見方が甘く、霧ヶ峰や八ヶ岳高原ライン頂上の東沢大橋付近、14度だと思ったが4度ぐらいしかなく、冬物のウェアを持たずに行って寒さに凍えた一日だった。

西伊豆スカイライン

今年の6月に行ったところ。HPはこちら。
立ち止まることのない道 - 西伊豆スカイライン

今から見たら体力もまだ十分でなく、なにより食事や全体の時間管理が甘く、体力の限界を超えた今年最高の苦闘のロード。
前半に見た雄大な景色が唯一の救い。
とはいえ、こちらはコースと準備を十分練り上げて来年また行ってみたい。


今年の初め、いつか行ってみたいと考えていた富士スバルライン、ビーナスライン、西伊豆スカイラインにはいくことができた。
行きたいと思っていけなかったのは乗鞍岳、あと峠ではないが安曇野あたりの散策も実現できなかった。
来年はもっといろいろなところを訪れてみたい。

そしてコロナ禍の影響等あり、実際にはお会いしていないが、Twitter等を通じて多くの人と繋がりを持てた。サイクリングを通じた50代後半からの人生の旅は、想像以上に広がりのある世界を自分に与えてくれた。

大人の「俺たちの旅」は、自転車と共に歩んでいきたい。


(終) 2020年12月30日

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