小京都の佇まい・修禅寺

のんびり街を行く

西伊豆スカイラインのサイクリングを終えて、車で修禅寺に立ち寄った。
もう16:30になる。
立ち寄りたい理由があった。
昔、ここに家族でよくドライブに来ていた。
ここの景色はいつ見てもよい。
心落ち着く眺めだ。
桂川にかかる赤い橋、両側の木々や古い木造旅館が醸し出す風情が秀逸だ。


久しぶりに来たが、景観の良さは相変わらずだ。
一人で来るのは初めてだ。
娘たちが小さい頃に来た時を思い出しながら川沿いを歩く。



ここに来るたびに必ず買うお店がある。
饅頭(まんじゅう)のお店、源楽だ。



ここの黒い胡麻の饅頭、胡麻源楽の味は、口には言い尽くせぬものがある。
自分史的にはお菓子No1の旨さだ。
ここのお店は、店内を訪れるお客さんに無料で試食させてくれ、お茶まで出してくれる。
今日も試食をさせてくれた。
10個入りを買って店を出た。
妻と下の娘はこの味を思い出して大喜びだろう。

その後は桂川沿いを歩き、竹林の小径を歩いた。


いつも家族と来てたのは夏が多かった。
夕暮れにもかかわらず炎天下の夏の匂いを一瞬思い出した。

朝から何も食べていないので、どこかで食べたかったのだが、まだ飲食店は全部再開しているわけでもなさそうだ。
来た時間が中途半端だったのもあるのかもしれない。

久しぶりの修禅寺を堪能し、空腹のまま車に戻り、家路を急いだ。


(終) 2020年6月21日

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